スウェーデン式クリスマスをフランスで
例えば、フランスで恋人同士になるのは日本人(女)フランス人(男、しかもアラブ系が割りと多かったりする)のパターンがよく見受けられたんだけど、それは日本人(女)に擦り寄ってくるフランス人が日本好き(そして大抵の場合漫画やアニメが好きな方々「OTAKU」)とか、押しが強い(特にアラブ系)からで、決してウマがあってのことではない気がする。
僕は外国人だから友達になる、とか付き合うっていう感覚が信じられないんだよね?これも何回も言っているけど、じゃああなた、仲良くしているそのフランス人、側だけ日本人に置き換えても友達になる??っていつも思っていたんだ。
ドイツ人はマジメで几帳面だから日本人と気が合う、という説もあるが、これは微妙だ。だって日本人ってそんなに几帳面じゃないもん。綺麗好きや礼儀正しく見えるのは別に僕たちがそういう性格だからではなく、家は土足で入らない、挨拶するときはお辞儀するっていう習慣の国だからさ。本質的にはどうだろう。普通でしょ。
また、陽気なスペイン人とかイタリア人がとっつきやすいイメージがあるが、彼らは自分と近しい人をファミリーと位置づける性格の人が多く、仲良くなると四六時中一緒にいなきゃなんない友達が周囲に多かった。また、基本的には保守的な人たちなので、うまい具合に日本人とはかみ合わないのだ。かみ合っている風には見えるんだけど。絶対しんどくなる。
上記以外の理由でも、フランスで知り合ったスウェーデン人達は好きな映画音楽本が一致することが多く、親友と呼べる友達を何人もつくることができた。フランスに行く前、言葉も満足に交わせないのに友達はできないと覚悟していた僕にとってはとても幸せなハプニングだった。
そんな彼らにあるクリスマスの日に、パーティに招待された。伝統的なスウェーデンのクリスマス・パーティをやるから!!って。
段取りなんだけどまず、女の子達が頭に蝋燭を立て、白い布装束みたいの着て、歌いながら食事と飲み物を運んで来る。その時点で他のスウェーデン人がクスクスッてなっているのを見て、あぁ、普段のクリスマスではきっとしないだろうな~僕たちに見せるために準備してくれたんだなぁと、しみじみ。
その後皆で例の儀式風に運んで来てくれた食事をとることに。この食事が‥。まず飲み物は、砂糖と干しブドウの入ったホットワイン。おいしいおいしい。で、肝心のメインディッシュっていうか、料理は一品だけだったんだけど、お米を牛乳で煮たてたおじやみたいな料理。味付けがほとんどないので、ただ米を牛乳で煮た味しかしない。おいしかったかって??言えない。僕はスウェーデン人が好きだから。だからここは、もてなしに応えるべく、「おいしいおいしい!!」とおかわりまでした。だってさ、一生懸命用意してくれたんだよ?この位やらなきゃ罰あたるよ。
そして年も明けた1月のある日、暖房設備もろくにない、スウェーデン人が4人で住んでいる貸家(僕がよくそこに入り浸っていた)に来ていた僕は、彼らと、
「寒いねぇ、お腹空いたねぇ」なんて話をしていた。すると、その中の一人が「あ、去年のクリスマス・パーティで欽哉がおいしいって言っていたあの料理つくろう!!」
なんて言い出して、他のスウェーデン人達も「そうしようそうしよう!!」って盛り上がっちゃったわけ。
えぇ!!??あれまた食べるの??うぅ‥。やっぱり人間は正直に生きないとだめだな、絶対にその嘘が廻り廻って、そう、それはまるでフリスビーのように自分に返ってきちゃうんだ。
彼らが牛乳おじやを作っている間、考えた。どうしたらおいしくいただけるだろうか??その家には大した調味料もないのだけれど、塩ならある!!塩をふりかけてドリアの下の部分だと言い聞かせて食べてみよう!!とひらめき、実際にやってみた。もっとひどくなった。牛乳で炊いたご飯に塩をかけた味しかしない。なんのマジックも起きなかった。
Very Merry Christmasということでひとつ。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)


最近のコメント