Ring! Ring! Ring!
金曜日に九州より戻って来た。今回の九州は九州にいながらずっと東京にいるみたいだった。何せ携帯がなりっぱなしだったから。一日に50回もリンリン鳴ったら、逆に仕事になんない。
携帯電話ってのは便利だ。「あれ、さっき何て言ってたっけ?」とかそういうこともすぐ確認できる。「あ、あれ言い忘れた!」って言ってもまたすぐ電話できる。恐ろしい。どんどん頭が悪くなりそうだ。緊張感がなくなりそうだ。昔は彼女と待ち合わせでも、例えば寝坊でも何でもいいけど遅刻したらもうドキドキしながら待ち合わせ場所に駆けつけたもんだった。逆の場合はもしかしたら待ち合わせ場所間違えたかな?とか来る途中で事故にあったかな?とかいろいろ考えたりヤキモキしたりしたのに、今は遅れそうになったら電話ないしメールで「ごめ~ん、○分遅れます」って出来る。余計な気をもんだりしなくて済むようになったけど、ドラマが減った。時間は得するけど人間の豊かさみたいなものが減っていくような、つまらなくなったような気がする。僕はつまらない人間が大嫌いなのでとても困る。
話は変わるが(そんなに変わらないが)僕は携帯電話、っていうか電話が好きではない。電話をするのもあまり好きではないが、鳴った電話を出るのは大嫌い。自分の大切な時間を侵略されているような気分になり、逆恨みすらする。音楽聴いている時、映画観ている時、テレビ観ている時、うんこしている時、オナニーしている時、電話が鳴ったらいやではありませんか?
理由はそれだけではなくて、電話に出るってことは人と話せなければならないでしょ?僕は1人の時と誰かと話す時のテンションがエラく違う。親しくなればなるほどその差は狭くなるんだけど。つうことは、一回冬眠寸前の僕をヨイショッと持ち上げて電話に出なければならない。とっても疲れる行為なのである。だから誰かと一緒にいる時に電話が鳴った場合は出ることが多い。鳴っているのに気がついたらの話だけど。しかし残念ながら僕は勝手な人間なのでイレギュラーに突然電話をしてその人に迷惑をかけることがある。でもそれはほんの数人。僕が愛して止まない方々である。愛して止まなくても僕は割りと先輩は尊重するので年上の人にはこういう事はしない。
ところがメールは好きなのである。メールでおもしろいのは、例えばあなたが誰かと話をする場合、あなたには話し方(イントネーション)、表情、声質、使う言葉のチョイス、その他いろいろがあって、それによってあなたというキャラクターができて、そういうもの全部を踏まえながら僕らはあなたの話を聞くわけです。(ここではチョイスする話の内容は置いておきます。)これがメールになると言葉だけ、まぁ最近は絵文字とかあるけど、になるのである。そうすると先に挙げたうち、話し方(イントネーション)、表情、声質っていうのがなくなる。不思議なことに言葉(文面)だけだとあなたというキャラクターがいつもと違って感じられる。それはそれでおもしろいけど、大抵言葉のチョイスなんてそんなに千差万別ではないから均一化される。個々のキャラがいまいち浮かび上がって来ない。あなたの事をまだあまり知らなかったら尚更だ。言葉だけになるといつもよりダイレクトに伝わる。それによって険悪なムードになったり誤解を招いたりすることもある。だから言葉だけで(できれば絵文字は使わず)自分というキャラクターを浮かび上がらせながら文章を綴ることを考えたり‥‥しませんか?僕はする。そしてそれは結構おもしろい。
ちなみの僕の携帯はピンク色のくまのプーさん携帯で、以前熊本の夜の街で、フィリピンから来られた女性に「アナタトテモフルイケイタイツカッテイマスネ」と言われた事がある。そろそろ変えようかな?
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