2009年8月21日 (金)

アンタッチャブル山崎とブラックマヨネーズ小杉

山崎と小杉。小杉さんと山崎さん。伏兵キャラのように見えるが、ところがどっこい、今やバラエティ番組をこの人達だけで20%増しでおもしろくしているとても重要な二人である。

この二人が素晴らしいのは、

1.お笑い界に蔓延していた「ダウンタウン病」にかかっていないこと、かつてかかっていたとしても、克服したことである。ダウンタウン以降、若手お笑いの漫才のネタ、佇まいが一変した。客には媚びない、若干ふてくされキャラ、何かありそうな雰囲気を漂わす。このタメによって笑いは若干膨らむ。ただこれは、ダウンタウンだからよかったのである。オリジネーターだし、あの二人は文句なしにおもしろかったもん。それにダウンタウンは劇場での経験も僕らが思っている以上に積んでいるのである。あの二人の声量がそれを物語っている。山崎と小杉にはダウンタウンの陰がちらついていない。彼らはカリスマ性を無理に醸し出す必要はないわけ。言って見れば実力行使。

2.ルックスが良くなく、必要以上に下積みを経験していること。
同じ業界からはおもしろいと噂されながら、わかりやすい一発ギャグがあるわけでもなく若い子をキャーキャー言わせるようなルックスも持ち合わせていないので、売れるまで、売れていると世間が認識できる位まで、時間がかかっている。そのお陰か、経験を積んだことによる莫大な数の引き出しのお陰で、どんな番組も、どんな相手にも対応できるし、最終的には自分の色バンバン出して勝つ。これは本当に痛快だ。ケツあごでハゲでデブのくせに。

3.あくまでお茶の間感。
お笑いという地位を上げるのには、お笑いを「文化」と言われる実体が曖昧なものに寄せて行くという方法がある。映画を作る、本を書く、露出を最小限に抑え劇場や舞台だけに自分達の笑いを見せる場を制限する。これはその本人達に実力があるのならば、多いに効果を発揮する。ただしこのふたりそういうこと考えていないだろう。僕が思うにザキヤマと小杉、彼らには(恐らく)最終的なヴィジョンがないと思う。現場でひとつでも多く笑いを取るということのために生きている。自分達を出し惜しまない。ヨゴレだってやる。だから世間から下に見られがち。でも別にいいじゃん。おもしろいから。彼らは僕らが思うより遥かに強かであると思う。

残念だけど、これからは過去におけるドリフターズとかたけしとかさんまとかダウンタウンとか、そういう一世風靡するようなスターは出てこないし、番組も登場しないだろう。これは実力プラス、いい時代と共にキャリアを積み上げることができたのが大きいと思う。ヒット曲だってそうだけど、これはもうアクシデントみたいなもので、例えばポール・マッカートニーがビートルズ解散の後、その当時より優れた曲を書いていないのではと聞かれたら、山ほど書いているぞと僕は答える。
でも僕だって、もしポールのコンサートに行ったらビートルズの曲超たくさん聴きたい。結局そういうことだ。

だけど、そんなことに腐らず、気を取られず、日々腹を抱えてしまうような笑いを僕らに届けてくれる山崎、小杉は、ノーベル平和賞ものでしょ。

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2009年1月19日 (月)

爆笑問題、太田総理に一票!!

今や押しも押されぬ売れっ子の爆笑問題。
僕が初めて彼らを観たのは、もう20年も前になるだろうか?11PMという、当時は青少年に大人気だった、日本テレビのお色気系番組。
その番組を観ていた最大の目的はもちろんいやらしい意味でだ。

学生時代は、皆が寝静まった後、そぉぉっと二階の僕の部屋からテレビのある居間に降りて行ったものだった。
足を骨折していた時は、陸軍兵士のように這って進んだものだった。

話は逸れたが

その11PMで、新人のお笑い芸人を紹介するコーナーがあり、そこに爆笑問題が出演したのだ。恐らく当時彼らは大学卒業したばかりだったと思うが、その時に披露した不動産屋のコントが非常に秀逸でおもしろかったのと、太田の存在があまりに異様で、強烈な印象として僕の脳味噌に叩き込まれた。

その後すぐにお笑いブームがやってきて、今やオバマの物真似で大人気のノッチがいるデンジャラスや、バカルディ(さま~ず)、石ちゃんと恵のコンビ、ホンジャマカとよくお笑い番組に出演していたのだが、当時、コントグループだった彼らのネタはどれもおもしろかった。おもしろくて毒がある。所謂たけしイズムであろうか。

当時だったと思うが、たけしが講談社襲撃の事件を起こして活動休止していた時、ラジオ番組「オールナイトニッポン」に、たけしの代役としていろいろな芸人が代役として出演していて、太田も出演した。番組内で「たけしさんは自分にとってどんな存在か?」と聞かれ、太田は「彼(たけし)がいつまでもいるとやりづらい、早く死んでくれないかな?」と、まさにたけしイズムな発言をしたところ、たけし軍団やたけしファンに批判を受けて、がっかりしたことがあるそうだ。そりゃそうだ、こちとら、どんだけビートたけしが好きで影響受けていると思ってるんだって話だもん。なんか急に仲間はずれになった気分だっただろうな。

その後いろいろあって、大復活(と言っても別に引退していたわけじゃありません)してからは、お笑い番組以外でも彼の発言をよく耳にするが、どれもこれも非常に共感することが多い。

政治や、お笑い以外での文化的な事に対して彼はあれこれ発言しているが、結局彼が言いたいのは、世の中に起きる出来事に対して、素直に疑問を抱けるような知性を持つことが重要なんだ、ということだろうなと思っている。その分野に対して知識が乏しいと、人はすぐに「よくわからないけど、きっとそうなのだろうな、仕方ないのだろうな」って思いがち。じゃありませんか?政治家なんて、絶対それを逆手に取っていると思うもん。俺等の言ってることがわからないなら勉強しろっていう姿勢じゃん。

大切なのは、情報や知識を蓄えることじゃなくて、脳味噌振り絞って考えるということだと。僕らが普段の生活で見聞きして知った知識で十分。足りないのは考えること。
太田ってすごくリベラルだと思うんだけど、そこも実は共感できる。

一日2時間位しか寝ないらしいけど、まだ死なないでね???

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2006年4月28日 (金)

M1 2005

水曜日にM1 2005のDVDを買った。

ナンなんでしょ、僕はお笑いが好きなんですね。普通、子供はドリフやひょうきん族を見たりするもんですが、僕は未だにこのお笑いというものが好き。しかも相当音楽と結びつけて考えたりしている。

要はライブ感ってことと、人間力の出具合に興味があるのだろう。

木箱の上に立って、目の前にいる人をどれだけ笑わせられるか?

ステージに立って、目の前にいる人をどれだけノセられるか?

僕、この部分を相当大事にしている。だから、予め大きな川を想定してすすむのではなくて、あ、水だ、こっちに水だってな具合に点と点だけを見て進んで気がついたら川だったみたいな。一個一個のライブで完結みたいな。その場の体温や雰囲気を感じながら演奏するという。悪く言うと空気読むみたいな?

後はワッ!て驚きたいのね。おもしれえ、ワッ!って。

今は何回目かのお笑いブームだが、エライもんで、最近はみんなおもしろい。まあ、過去にこれだけお手本が出てきているから、サンプリングみたいにいろんなサンプルつまんでくればそこそこおもしろい漫才が出来る。

それでもおもしろいと思っていたが、さすがにここまでくるとそれだけじゃ飽き足らない。

つうことはそろそろお笑いブームも過渡期を向かえているということで、今後は少しずつテレビから姿を消す人たちが出てくるだろうな。

ちなみに、自慢じゃないが、僕は爆笑問題が初めてテレビに出演してコントやった時(11PMで生放送だった。もう17年位前のことかな)を見た男だ。もちろん11PMを見ていたのはエロ目的だったが。すでにすごくおもしろくてびっくりした。けど太田さんは完全に様子のおかしい人だった。

ちなみに爆笑問題が太田プロ辞めて、干されて、新宿三越の入り口で営業しているのを見たことがある。太田はその時右翼をこき降ろしたたネタをしていた。さすが。

今日の1曲 Episode 6 「Put Yourself In My Place」

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